高台にある家

［ 第５回日本エコハウス大賞 審査員賞 受賞 ］

計画地は高台にあり、東西北は森林や竹林、見晴らしの良い南側はのどかな田園風景が広がる豊かな自然に囲まれた環境の中にあります。敷地内での高低差、屋根形状や勾配の向きなどを検討し、建物の高さを抑えることで、ひっそりと佇む住まいを目指しました。建物を素直に南へ向け、太陽の光を存分に利用できる一方で、東側には竹林、西側には森林が広がり、朝日や夕日を柔らかく遮ってくれます。恵まれた周辺環境、広い敷地を生かし、庭と建物を繋げるよう計画を進めました。子どもたちが裸足で外へ駆け出し、気持ちの良い芝生で遊ぶ。そんなイメージのもと、南側には大きな開口部を設け、庭との段差を小さくし、内部と外部を一体的な空間となるよう計画しました。
また、建物のエネルギー性能について初めての取り組みをおこなっています。壁の断熱材を2重にするなど、性能を高めるための試行錯誤を繰り返した結果、外の気温の影響を受けにくい住まい手にやさしい家となりました。

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